stelo*yoco

アートで呼吸する日常

三拍子( さんびょうし )が 揃った よ。

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あそび場「 一( いち )」の みなさま へ




旧暦 3月11日 =「 謎( なぞ )」



辺りを見渡せば まわりは
謎で いっぱい だ。

枕草子に「 なぞなぞ合わせ 」が 描かれるも

むかしは「何ぞ?何ぞ?」と問うた言葉が
ちぢまって「なぞなぞ」に変化し。やがて
「 謎( なぞ )」の語源と なったそうな。

もっと 不思議な 面白い 語源だろうと
勝手に 期待しただけに 素朴すぎて
拍子抜け。する。

案外。身の回りの
イロイロな「 謎( なぞ )」の 正体も
こんなもの かも知れない。

2011年3月11日の「 謎( なぞ )」も また。

誰にも 解けない 難しい 謎のようで。実は
誰にでも 解ける カンタンな 謎かも
解らない。



旧暦 3月13日 =「 訪れ( おとずれ )」



何か が 訪れるとき 必ず 音が する。

人が 訪れるとき は
足音。衣擦れ(きぬずれ)。声。
扉を たたく音 とイロイロ だ。

「 訪れ( おとずれ )」の「 おと 」は
そのまんまの「 音 」のこと。むかしは
気配 や うわさ。お便り や 返事に至るまで
すべてを「音」と 描いた。

「 訪れ( おとずれ )」の「 ずれ 」は
「 連れ 」だろうと ささやかれている。

春もまた。音を 連れてくる。

雪解けの水「 雪代水( ゆきしろみず )」の 瀬音も。
ホトトギスの鳴き声「 忍び音( しのびね )」も。
木々の葉ずれ が 奏でる踊り も。

どんな音に 春の訪れを 聴くかは。それぞれに。
耳を澄ませば 聞き逃しては もったいない 音が
必ず。ある。




旧暦 3月14日 =「 大切( たいせつ )」



十六世紀 ポルトガルから
「 amor 」なる言葉が 入ってきた。
当時これを「 大切( たいせつ )」と訳した。

万葉のころから「 愛欲 」といった
悪い響きの印象が 強かったから?だろうか。
今でも。
日本に生まれた人は「愛しているよ」とは
なかなか 口には しない。それよりも。
「 大切( たいせつ )だよ 」と口にするほうが
ピンと 来るだろう。そんな雰囲気が ある。

「 大切( たいせつ )」の「 切 」には

直向きな さま。心を込めて する さま。
差し迫った さま。身にしみて 強く感じる さま。
と実に。イロイロな意味が 在るようで。語源も
重要な 区切りを 表す。だとか
刃物を ピタリと当てている さまから
派生した言葉 だとか。説は 絶えない。

「 大切( たいせつ )」= 愛

頭に 浮かぶ顔 は。はて。どんな顔だろう。
そして。いくつ 浮かぶだろう。



旧暦 3月15日 =「 醍醐味( だいごみ )」



牛乳を煮詰めた食べものが「 醍醐( だいご )」
それは。
チーズに似ているとか。バターオイルのようだとか。
ヨーグルトと 云う人も 居る。けれど正体は
「 謎( なぞ )」のまま。だ。

涅槃経( ねはんきょう )の 教えでは

「 醍醐( だいご )は 最上なり。
  若し 服すること 有る者は
 衆病( しゅうびょう )皆 除く 」

平たくいうと。

「 味は 最高に うまい。
 しかも。どんな病気にも
 効くそうな 」ここから。

 最上の教え =「 醍醐( だいご )」

となったようで。たとえば。
万能なる薬。から 深い味わい。だとか
真の面白さ。を 指すように 変化した模様。

そして 思う。
「 醍醐味( だいごみ )」を 味わえるのは
心から 楽しめる人のみ。

心から 楽しめるようになると
免疫力が 増す。

病院にも 薬にも 按摩にも 縁の無い。それが
「 醍醐味( だいごみ )」で 実は。
すべての 人の 目の前に 有る。そう思う



さて。あそび場「 一( いち )」の みなさま。

2016年 3月。ここに来て。やっと
兆しが 観えたようで。
5月に 魅せることが 叶うかも? 知れないッ

詳しくは 追って お知らせするので
どうぞ。5月のはじめは 動けるように
わくわくを持って お待ちいただけると 嬉しいですッ



stelo-yoco より。つづく